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クマの石像 エピソード3 薔薇の妖精

「クマの石像のことだったら、薔薇の妖精姉妹が知ってるよ」
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伝説のクマの石像を探して旅をするノンノに、精悍な青毛の馬が語りかけました。
「キミは伝説のクマの石像を探して旅をしてるんだよね?だったらこの辺りに住む、とてもかわいい薔薇の妖精姉妹にそのことを尋ねてみるといい。妖精たちは木や石や花や草など、世界中の自然のことをとてもよく知っているからね」


ノンノは丁寧にお礼をいうと、この辺りに住むという、とてもかわいい薔薇の妖精姉妹を探し始めました。

---

早速ノンノは、草の陰にいた人たちに、そのことを尋ねてみました。
「あの、この辺りに住んでるっていう、とてもかわいい薔薇の妖精姉妹のことを知ってますか?」
(2009-10-01 1.53.49)
う~ん。ボクたちはこの草の陰からずっと向こう側を見てるけど、かわいい妖精なんて見たことないな。かわいい妖精なんてね。

今度はまっすぐ並んでいる人たちに、そのことを尋ねてみました。
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私たちは何年もここに並んでいますが、かわいい妖精なんて見たことありませんよ、かわいい妖精なんて。

この人達なら知っているに違いないと思ったノンノは、七不思議探索隊にそのことを尋ねてみました。
(2009-10-01 2.52.14)
おでたち世界のふしぎのことならなんでもしてるけど、ここいらにかわいい妖精なていないだよ、かわいい妖精なんての。

困り果てたノンノ。そこに両脇に美女を侍らせた男性が通りかかりました。ノンノは早速尋ねてみます。あれ、でも誰かに似てる・・・。
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はろ~、ボクはヨン様さ。世界中のかわいいものはみんなボクのものなんだよ。キミ、ボクの仲間になるんだったら、そのかわいい妖精のことを教えてあげてもいいんだよ。


ノンノは困りました。似てるけどその男性は明らかにヨン様ではありません。でもかわいい妖精のことは知りたい・・・。

迷うノンノ。
その時、草陰から声が上がりました。

「あなたはヨン様ではありません。スマイリーです」

ギクッ!
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「ケケケ、ばれたか。にげるじょ~」
スマイリーはそう言うと、一目散に逃げてゆきました。

ノンノは声がした方に目を向けます。

「あらー、あなたが変なこと言うから見つかっちゃったじゃないの」
「だってアネサマ、あんなのがヨン様を騙るなんて許せないのです」

そこには何と、薔薇の花を頭に載せた姉妹がいるではありませんか!これがあの薔薇の妖精姉妹でしょうか?でも、かわいいかどうかと言われるとノンノは・・・○×□△。
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「はぁ~い、私たちがかわいい薔薇の妖精姉妹よ。あなたの探していたね。」

ノンノは焦ります・・・かわいいばらのようせいしまい?河合江原の養成試合?ことえりの変換ミスか?でも今はウインドウズから入力している。

「もうちょっと焦らしてあげようかと思ったけど、仕方ないわね。ほら、焦らされた方がかわいい私たちに出会ったときの感動が大きいじゃない」

そう言い放つと、妖精らしき生命体の姉のほうがヌッとノンノに近づき、一枚の紙切れを手渡しました。

「それが伝説のクマの石像のありかよ。行ってごらんなさい」
そう言って身を翻すと、
姉「さあ、行くわよ。」
妹「ラジャ!」

姉妹はガーゴイルのようにわさわさと飛び立っていきました。

---

残されたノンノはその紙切れを握り締めます。情報の信頼性に一抹の不安が残るものの、ノンノは地図の場所へ向けてその一歩を踏み出しました。
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クマの石像 エピソード4 ノンノの復讐

あの姉妹から受け取った地図を頼りに、ノンノは進みます。
しかし、進めど進めど一向に石像へはたどり着きません。

それでもノンノは、あの姉妹の地図を信じて進みます。
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立ちはだかるモンスターを何度も何度も倒して突き進むノンノ。
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愛用の弓矢を手に、ノンノの苛酷な戦闘の日々は続きます。


・・・そんな日々が続いた3年後のある日・・・


ノンノは、まだあの地図を握り締めていました。ここまで来るともう引けません。自分の3年を否定したくないノンノは地図の場所を信じて黙々と進みます。

「次に会うことができたなら、ボクの3年間の血と汗が染み込んだこの愛用の弓矢で、あの姉妹を仕留めてやるんだ。一撃では殺さないよ。急所を外して、何本も何本も射ってやるんだ。」

どす黒い復讐の炎が全身を包み、ノンノがダークサイドに堕ちそうになったその時、彼の目に何かが飛び込んできました。

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ジャンル : オンラインゲーム

クマの石像 エピソード5 戦士たち

「あれは、もしかして・・・。」

ノンノの目に飛び込んできたそれは、石像というよりも生きたクマがそのまま石化したような、とても精巧なものでした。作られてから大分時間が経っているらしく、その表面は苔に覆われていましたが、目にとても力強いものを感じます。

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「やっと見つけた」
地獄の三年間を反芻しながら、ずっと捜し求めていたクマの石像へゆっくりと近づきます。
するとその足元に、何か緑色の塊が落ちていることに気づきました。

「何だろう」
ノンノはその塊を拾い上げ、手に取り見つめました。
すると驚いたことに、塊はゆっくりと手のひらから浮かび上がり、愛用の弓矢へと吸い寄せられていきます。そして、弓のくぼみの部分にぴったりとはまりました。

愛用の弓矢は、驚くノンノの手の中で、優しく光り輝きその姿を変えました。

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ただ呆然とするノンノ、顔を上げるともうそこに石像の姿はありません。

するとどこからともなく、不思議な声が聞こえてきました。


・・・・・オルグに託された紋章、確かに渡したぞ、ノンノよ。
私の名はぷ~さん。かつてオルグと共にシャスラと戦ったクマさんだ。
もう気づいていると思うが、私が強くなるための答えを知っている訳ではない。
私への道のりが、お前を強くしたのだ。

シャスラ復活の時は近いぞ。そしてお前は大切なものを守らなければならない。
それにはまず、お前と志を同じとする戦士たちを探すことだ。
ひとりひとりは弱くとも、協力し合うことで大きな力を生み出す。
シャスラを打ち破るには、その力が必要だ。

私はもう疲れた。この世界はお前たちの世代に任せ、逝くことにする。
頼んだぞ、ノンノよ。
強力な敵を倒せるということが、本当に強いということではない。
真の戦士はその強さを内面に向ける。
旅と仲間から、そのことを学ぶがいい。

さらばだ、ノンノよ。

---

「共に戦う仲間、本当の強さ・・・」
ノンノはぷ~さんの言葉を何度も何度も繰り返し、新たな旅への一歩を踏み出しました。

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ヒナ道

弓矢の修行、そして本当の強さを学ぶため旅を続けるノンノ。
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たまにちょっと休憩したり、
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そして並んでみたり、
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さらには手をつないでみたりしますが、
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修行の旅は続きます。
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ついに弓矢で吸血鬼を封印。
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+++

しかしノンノには迷いがありました。
「これじゃ今までの修行と同じ。このまま旅を続けて、本当に強くなれるのかなぁ。」

そんなノンノの前に薔薇の妖精が現れました。
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ノンノさん、ヒナ道ってご存知ですか?真の強さを求める道、目指すものは武士道や騎士道と同じです。ヒナ道が他とちょっと違うのは、トリのヒナのようなか弱さの中に真の強さを見つけようとすること。ノンノさんも挑戦してみたらどう?うふふっ



「ヒナ道・・・ボクやってみるよ!」



ヒナ道の門を叩いたノンノ。
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ヒナ道の着衣、ヒナ着に着替えたノンノ。その姿はまさにヒナそのものです。
そんなノンノの新たな挑戦が始まろうとしています。

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ハロウィンと月夜の夢

私は森の国の王女ミスティ。
来月、霧の国の王子と結婚する予定です。
でも、私には秘密の計画があるの。
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霧の国の王子はとっても優しくてステキな方。
未来の夫となる方としては何の不満もありません。
でも、私には心に決めた方がいるの。
だから王子とは結婚できない。

私が心に決めた方。私はその方の名前も知らない。
王家に伝わるアストラルボウを持って、毎晩私の夢に現れる。
私はずっとずっと昔から、その方と結ばれる運命だった・・・
そうとしか思えないほど、私の心はあの方に強く惹かれる。
だから私はハロウィンの夜、そう今夜に、
秘密の計画を実行することにしたの。
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森の国の正式な後継者のみが持つことを許されたアストラルボウ。
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とても古い言い伝えによると、
この弓矢には不思議な魔力があって、
願い事を紙に書いて矢に結び、
ハロウィンの夜に月に向けて放つと、
森と月の魔力が重なり、その願い事が叶えられるらしいの。
でも、気をつけなければならないことが三つあります。
ひとつは、この儀式は森の国の王家の血を引くものでないと
できないということ。
もうひとつは、これは生涯に一度しかできないということ。
最後のひとつは本当に気をつけなければならないわ。
願い事は、矢を放つ本人が自分で紙に書かなければならない。
そうしないと森と月の魔力のバランスが崩れ、
魔女ブレアに付け入る隙を与えてしまう。

ブレアはとても恐ろしい魔女。
森の奥深くに住み、遥か昔から森の国と国民に危害を加えてきた。
1000年前に当時の森の国の王子が、
彼の命と引き換えにブレアを封印したけど、
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その魔力は呪いとなって今でも地上に残り、王家の隙を伺っているわ。
数年に一度この国を襲う疫病は、ブレアの呪いのせいらしいの。

だからもし、矢を放つ本人以外がその紙に願い事を書いてしまうと、
その願いは叶うものの、森と月の魔力の隙を狙われ、
その紙の書き手の魂はブレアの呪いに取り込まれてしまう。
呪いに取り込まれた魂は永遠に闇をさまようことになるわ。

でも私の計画は万全よ。
願い事は私が今書いたばかり。
この弓矢に近づけるのは、私と侍女のアンジェだけ。
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占い師でもあるアンジェは、
私が産まれたときからずっと面倒を見てくれている。
私にとって母のような、姉のような存在。
この計画もアンジェにだけは話そうと思ってたけど、結局秘密にしてあるの。
きっとアンジェは私の幸せのことを考えてくれるわ。
でももし私がいなくなったら、お父様達に責任を問われてしまう。
だって忠実で正直なアンジェが、
私の計画を知っていたことを秘密にする訳ないもの。
私があの方と一緒にこの国を去った後、
アンジェはお父様に全てを打ち明けることでしょう。
そうしたら、大切なことを国王に報告しなかった責任を問われてしまうわ。

だからこの計画はアンジェにも話していない。
でも準備は万全よ、願い事は私が今書いて矢に結び付けたばかり。
私の願いはあの方と結ばれること、ただひとつだけなの。
あとは今夜、この矢を月に向かって放つだけ。
ああ、早くあの方にお会いしたい。


+++


私は森の国の占い師、そしてミスティ王女の侍女アンジェ。
私には、秘密の計画があります。
昨夜、フォレストさまにお願いされた秘密の計画。
フォレストさまは、この私にとても酷なお願いをされました。
でも全ては、ミスティさまの幸せとこの国の平和を想ってのこと。
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準備は全て終わりました。
私の魔法で、全ての偶然の可能性を排除してあります。
ただし、フォレストさまの計画にふたつの変更を加えさせて頂きました。
フォレストさまおひとりの力ではとても無理。私もお供します。
偉大なる魔道師シヴァの末裔としての誇りにかけて、私も闘います。
ミスティさまの幸せと、この国の平和を守るため。
そして、ミスティさまの唯一の願いを叶えるため。


+++


私は森の国の王子フォレスト。
偉大なる魔道師シヴァの末裔アンジェよ、私の声が聞こえるか?
この国で一番の魔力をもつアンジェ、
私の秘密の計画に、どうかその力を貸して欲しい。
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遥か昔、私はこの国の王子としてシヴァや仲間たちと共にブレアと闘った。
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何とかブレアを封印できたものの、私もそこで命を落とすことになった。
私には将来を誓い合った女性がいた。その女性とは霧の国の王女。
必ず生きて帰り結婚することを約束したが、それは果たせなかった。

おまえなら薄々気づいていたと思うが、
ミスティはその王女の生まれ変わり。
私の死に絶望したあの人は、その後自ら命を絶った。
死して尚、私との約束を守って森の国の女になろうとしたのだろうか、
不思議なことに、彼女は森の国の王女として生まれ変わった。

私も同じ時代に生まれ変わり、今度こそ彼女との約束を果たしたかった。
しかしブレアの呪いの力が強すぎて、私の魂は未だ森に留まったまま。

そして私は自分の想いを抑えきることができなかった。
彼女にもう一度会いたい、私はこの気持ちを抑えることができず
ミスティの夢の中へと入り込んでしまったのだ。

私と彼女の心は今でも強く結びついている。
しかしミスティの願いを叶える訳にはいかない。
なぜなら私とミスティが結ばれるということは、
ミスティが私のところに来るということ。
すなわち死んで、その魂が森に留まるということだ。

アンジェよ、お前がミスティのことを家族のように
想ってくれていることを、私は知っている。
だからこそお願いしたい。
ブレアが死んだハロウィンが近づくと、
ブレアの呪いの力はほんの少し弱まり、
そしてお前の魔力は強まる。
チャンスは今夜しかない。
その魔力で何とか私の魂を具現化して、
この手にペンを取らせてくれないだろうか。
私の願いを紙に書かせて欲しい。
そしてその紙を、あの矢に結び付けて欲しいのだ。
私が紙に書くのは
「ミスティの記憶からフォレストの姿が消える」
ということ。
王家の血を引く私がペンを取れれば、この願いは叶うはずだ。
そして私の魂は、今度こそブレアの呪いの奥底に取り込まれる。
しかし無駄には取り込まれない。ここからが私のもうひとつの計画。
私の魂は1000年間、この森の国の周辺を離れることができなかった。
その間私は森の精霊の力を借りて、魂の霊力を十分に高めた。
今ブレアの魂、その呪いの奥深くに入り込むことができれば
内側からそれを浄化することができる。
それでやっと、私の願いが叶うのだ。
ひとつはこの国の王子としての願い、
この国に本当の平和をもたらすこと。
もうひとつはひとりの男としての願い、
彼女を、ミスティを幸せにすること。

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アンジェよ、どうか私の計画にその力を貸して欲しい。


+++


ミスティはハロウィンの深夜、
アストラルボウを片手にこっそり部屋を抜け出しました。
きれいに着飾って化粧をしたミスティは、まるで花嫁のよう。
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「やっとあの方にお会いできる・・・」
そう呟き微笑むと、月に向かってアストラルボウを構えました。
願い事が書いてある紙の位置を目で確認する。
いつもなら慎重なミスティですが、誰もその内容に手を加えるはずはないという思い込みと、月夜の不思議な雰囲気は、彼女に記された内容の再確認を許しませんでした。
そしてミスティは月をまっすぐ見つめ
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想いを込めて、その矢を放ちました。
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月に吸い込まれるようにどこまでも飛んでゆく矢・・・



すると突然、月と森が優しく輝き始めました。

そして月の光の中に、フォレストがその姿を現しました。
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「ああ、フォレストさま、私は今、全て思い出しました。お会いしたかった。本当に本当にお会いしたかった」

「ミスティよ、私の姿が見えるのか!なぜだ!?」

「ええ、はっきりと見えます。フォレストさま。私の願いはただひとつ。あなたのそばにいること。魂の世界でも呪いの世界でも構いません。どうか私をあなたの元にお連れ下さい」


・・・私の願いも叶い始めているようだが・・・そうか、アンジェの仕業だな。しかしアンジェの魔力だけでここまでできるものだろうか・・・・

フォレストは遠くからミスティを見守るアンジェに目をやりました。そしてアンジェと目が合い、その悲しそうな瞳を見て全てを悟りました。
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・・・アンジェ、すまない。そしてありがとう。

アンジェが優しく微笑むのを確認したフォレストは、
優しくミスティに語りかけました。



1000年前の約束を守れなくて、本当にすまなかった。
寂しい思いをさせてしまったこと、苦しい思いをさせてしまったこと、
心からすまないと思う。
ただし、お前を連れて行く訳にはいかない。
私のことは忘れて、この国で霧の国の王子と共に幸せに暮らして欲しい。
私の願いは、お前が幸せに生きること、ただそれだけだ。
それを守るため、これからアンジェと共に最後の闘いに臨む。

私の心はお前のもの。これからはお前の一部となって共に歩み続ける。
お前がこれから産む子供は私の子。お前がこれから守る国民は私の家族。
だからどうか未来に向かって進んで欲しい。
私の為にも、どうか強く生き抜いてくれ。


そう言ってフォレストが姿を消すと、ほぼ同時にミスティもその意識を失いました。


+++


翌朝、ミスティは目を覚ますと、心にぽっかりと穴が開いたような空虚感に包まれていました。夜通し涙を流し続けたのか、少し目が腫れています。でも、何も思い出せない。
そんなミスティに追い撃ちをかけたのが、アンジェの死。
ミスティが最後まで知ることはありませんでしたが、あの紙にはフォレストの願いと、アンジェの願いが記されていたのでした。アンジェの願い、それはミスティが一目でもフォレストに会うこと。王家の人間ではないアンジェの願いですが、その命と引き換えに王家の人間と同じ効果を発揮するよう、アンジェはあらかじめ森と月の精霊と契約を交わしていたのでした。

そしてあのハロウィンの夜以来、森から邪悪な気配が消えました。度々発生していた疫病もそれ以来は起きなくなり、森の国は平和と活気に包まれました。しかし国民にはひとつ気がかりなことがありました。それは王女ミスティが深い悲しみの底にあるということ。心の空虚感、そして実の親のように慕っていたアンジェの死。しばらくミスティの表情は悲しみに包まれていました。

そんなミスティを救ったのは霧の国の王子でした。彼は長い間献身的にミスティを支え、いつしか彼女の表情に笑顔が戻るようになりました。彼はいつも彼女のことを一番に考え共に過ごし、いつしか彼の存在が彼女の心を満たすようになりました。


+++


霧の国の王子と森の国の王女の結婚式当日。両国は喜びと幸せに包まれていました。隣り合う両国が幸せな絆で結ばれること、両国の国民にとってこれほど幸せなことはありません。ミスティはそんな国民の姿を見て、とても幸せな気持ちになりました。そして隣にいる夫の優しい笑顔を見て、とても満ち足りた気持ちになりました。


+++


私は森の国の女王ミスティ。
愛する夫と、かわいい王子フォレストと共に、森の国で暮らしています。
私には、毎年ハロウィンの夜に行う秘密の計画があります。

息子のフォレストという名前は、ずっと昔にこの国を救った王子の名前。
そんな勇敢な王になって欲しいと思い、
夫と相談してこの名前をつけました。
そして私の秘密の計画というのは、
今ではその王子に受け継がれたアストラルボウを、
ハロウィンの夜にこっそり持ち出して月に向かって矢を放つこと。
秘密にしなくても王子は弓矢を貸してくれると思うけど、
女王が矢を放つなんて、ちょっとはしたないでしょ。
それになんとなく、これは私だけの秘密にしておきたかった。

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ハロウィンの夜、月に向かって矢を放つと、
何だか不思議な気持ちになります。
生涯に一度その願いが叶うという、あの伝説のせいかしら。
月と森が優しく輝き、私を祝福してくれているみたい。

アンジェが亡くなってから今年で10年。
亡くなったとは思えないほど近くに感じる。
ハロウィンの夜は、とても近くに感じる。
アンジェ以外の存在も感じるけど、誰かしら。森の神様?
いつもそばにいてくれてありがとう。
決してひとりじゃないということを、いつも感じています。

ハロウィンの夜は、とても近くに・・・。

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